リクルートサイトは必要なのか
近年、企業の採用活動において、ホームページが果たす役割はますます大きくなっています。求職者の多くが、企業への応募を検討する際に、まず企業のホームページを訪れるからです。
今回は、実際にMPへ入社した新入社員4人に、企業選びの際に重視した点や、ホームページで役に立ったコンテンツなどをインタビューしてみました。
求職者が企業を選ぶ際に重視すること
今回のインタビューでは、実際のリクルーターがどのような基準で企業を選ぶのかが見えてきました
1.企業の雰囲気や社風
仕事に人間関係は付き物。長く働いて行くには上司や同僚とうまくやっていけるのかなど、応募前の段階で社員インタビューやブログなどから、企業の雰囲気や社風を把握していたと全員から回答がありました。
風通しの良い社風か、社員同士の関係性は良好かなど、働くイメージを具体的に掴みたいという声が多く聞かれました。また、社内環境もチェックされています。製造業であれば取り扱っている設備や休憩所の様子、オフィスであればデスク周りの環境など。自分が快適に仕事をすることができるかは入社前に確認しておきたいポイントです。MPは制作会社だということもあり、4人中4人全員が「社内がおしゃれ」であったことを応募理由の一つに挙げていました。
2.仕事内容・福利厚生
例えば営業だとしても、内勤なのか外勤なのか、飛び込み、テレアポがあるのかノルマがあるのか、残業の有無など同じ職種でも会社により内容は全く異なります。仕事内容や福利厚生が詳しく記載され入社後のイメージがつきやすい企業は好印象に残るようです。安定したワークライフバランスを求める今の世代にとって入社後のキャリアパスや1日の流れも注目が集まるコンテンツのようです。
3.企業のビジョン
中途採用者であればキャリアアップを狙って転職する方も少なくないようです。これまで自分が培ってきたスキルを生かすことはできるのか、即戦力として案件を任せてもらえそうかなどは大きくモチベーションに関わるため、入社後のキャリアステップを気にする方も少なくありませんでした。企業が目指す方向性や、自分の価値観と合致しているかを確認し、自分の成長と企業の成長がリンクしていると感じられるか、といった点がポイントになります。
求職者から人気なコンテンツBest3
MPの新入社員4名にMPで制作させていただいたホームページのリクルートコンテンツを見てもらい、どのコンテンツが魅力的で好印象かBest3を決めてもらいました。
第1位 1日の流れ(MP株式会社)
4人中4人が1位に選んだのがMPの「1日の流れ」。入社後のイメージがしやすく、自分の作業のペースに合わせて仕事ができそうだと思った。オンとオフの棲み分けがはっきりとされており、プライベートを充実させられそうだと感じた。などの声が上がりました。
第2位 数字で見る〇〇(株式会社吉和田浜松 様)
売上高や資本金、平均有休取得数や男女比などの基本的なデータから、従業員の血液型やペット、休みの日の過ごし方を全て数字で表した「数字で見る」コンテンツ。
具体的な数字でデータとしての表記になることから、信憑性があり、実際の社風や従業員の性質が見えてきやすいという意見がありました。
第3位 先輩メッセージ(税理士法人新浜松T・Aオフィス 様)
第2位とほぼ同率で3位になったのは「先輩メッセージ」。リクルートのコンテンツを作る際、採用担当からのメッセージを掲載する企業様は数多くいらっしゃいますが、先輩メッセージは求職者が入社した際直属の上司になるポジションの方や同世代となる方のインタビューを掲載しており自分との相性や実際に働いている方の様子が見れて安心材料となるようです。参考画像の新浜松T・Aオフィス様は似顔絵を使わせていただきましたが、ほとんどの企業様は実際のお写真を使用することが多く、お顔が見えるのも高評価のポイントでした。
採用サイト作成のヒント
これまでのインタビューを踏まえ、リクルートサイトを作成する際のに求職者の心を掴むためには、以下の点に注意して採用サイトを作成することが重要となります。
1.求職者の目線で情報を整理する
求職者が知りたい情報を見極め、わかりやすく整理して掲載する。
現代の求職者はワークライフバランスを重視する傾向にあります。
そのため、年間休日や残業時間などをしっかりと記載し、それを裏付ける情報を合わせて掲載することが大切です。
2.具体的な事例を盛り込む
1日の仕事の流れや、過去のプロジェクト事例などを具体的に紹介する。
仕事のモチベーションも大きな要素になります。1日の仕事の流れや制作事例・施工事例などは積極的に掲載して行くと効果的です。
3.社員の生の声を届ける
社員インタビューやブログなどを活用して、企業の雰囲気を発信する。
どんなに情報を豊富に掲載しても、簡単には信用してもらえないのが現実です。現場で働く生の声があるなしでは安心感を大きく左右します。
4.デザインにこだわる
企業のブランドイメージに合ったデザインにすることで、求職者の印象に残ります。
デザインを施し企業ブランディングを行うことで求職者とのイメージのミスマッチを防ぎます。
また、それだけでなくホームページの見た目が整っているだけでも企業の信用は大きく好転します。
まとめ
求職者は、企業のホームページを見る際に、単に求人情報だけでなく、企業の雰囲気や社風、仕事内容、社員の生の声などを総合的に判断しています。
企業のホームページは、求職者に企業の魅力を伝えるための重要なツールです。求職者の視点に立って、魅力的なホームページを作成することで、優秀な人材を多く採用することができます。
少しでもご興味のある方は、お気軽にご相談ください。