
はじめに
Instagramの1月のアップデートにより、プロフィールグリッドの比率が正方形(1:1)から縦長(3:4)に変更されました。正方形投稿が主流だったこれまでとは違い、視覚的にも印象が大きく変化したことで、正方形を意識して投稿をされていた方は戸惑いも大きいのではないでしょうか。
一方で、正方形から縦長に変更されたことで視認性が上がり、エンゲージメント(いいねやコメント)向上にも繋がる可能性があるなどメリットもあります。
それでは今後どのようなことに気をつけて投稿を作成するべきなのか、今までの投稿への対処法など詳しくご紹介します。
サイズ変更された理由
なぜ投稿サイズが「縦長」になったのか。
スマートフォンがどんどん縦長化している中で、「視認性の向上」と「リール動画との連携強化」などが、理由に挙げられています。
昨今TikTokやYouTubeショートのような縦長コンテンツが若者世代を中心に大人気。そんなトレンドに合わせインスタも縦長比率を取り入れたのではないでしょうか。
その他にも、
■スマホ画面との相性が良い
縦長投稿はスマホの縦長画面とも相性が良く、表示面積が増え、内容が伝わりやすくなります
■視認性がアップし、エンゲージメント向上にも繋がる
縦長投稿はフィードをスクロールしているときに目立ちやすく、エンゲージメント(いいねやコメント)が増える可能性があります
■リール動画との連携強化
リール動画の16:9の比率に近づき、3:4の縦長サイズであればよりリール動画の魅力を伝えることができます
最新の投稿サイズ
インスタ投稿サイズの作成比率と表示比率の違い
プロフィールグリッドの表示サイズは「正方形(1:1)」から「縦長(3:4)」に変更されましたが、実際に投稿する際の画像サイズや作成時の注意点についても詳しく解説していきます。
※2025年3月6日時点
画像自体は4:5(1080px×1350px)のサイズで作成する
プロフィールグリッドには3:4の比率で画像が表示されますが、投稿画像自体は4:5(1080px×1350px)で作成しましょう。
その際、余白を上下135px / 左右45pxずつ取るのがポイント!そうすることで、プロフィールグリッドや発見タブでも必要要素が見切れずに表示させることができます。

インスタ投稿サイズの良い例

インスタ投稿を作成する際の注意点まとめ
①作成画像のアスペクト比は4:5 / サイズは1080px×1350px
②プロフィールグリッド&発見タブから見切れないように、セーフエリアに必要要素を入れる
③投稿される際は4:5の比率、プロフィールグリッドは3:4の比率で表示される
縦長投稿はフィード上での存在感が大きくなるため、写真自体の雰囲気やスタイルがよりわかりやすくなるのが特徴。
全身を見せるファッション投稿や旅行写真などもより魅力的に見せることが可能です。
サムネイル画像を正方形へと戻す方法
インスタの投稿サイズが縦長に変更になったことで、プロフィールグリッドの世界観が崩れてしまったり、正方形に合わせて加工していたので必要な情報が見切れてしまって困っている方も多いのではないでしょうか。
せめて、今までの画像が綺麗に見えるように・・・実は正方形の画像を綺麗に表示する方法があります。
ここからは「正方形」へ戻す方法について詳しく解説します。
①画像右上のメニューアイコン(・・・)をタップします
②メニュー内の「プレビューを調整」をタップします。
③「画面に合わせる」をタップし比率を調整&背景を選択します。
■左下の「画面に合わせる」をタップすると、上下に余白が付いた正方形になります。背景色はホワイトまたはブラックから選択可能です。


※「フィル」を選ぶと再び縦長の画像に戻ります。
④右上の「完了」で正方形に戻す設定完了!
最後に、右上の「完了」を押して完了!これで画像サイズ比率を正方形に戻すことができます。
正方形に戻すとは言っても、"上下に余白付き"の正方形なので元のプロフィールグリッドのようには表示されません。
投稿ごとに表示設定ができるので、それぞれの画像に合わせて設定を変更するのもおすすめです。
プロフィールグリッドへの影響や気をつけるポイント
縦長投稿への変更により、プロフィールグリッド(サムネイル)の見え方が大きく変わります。特に、従来の正方形デザインを想定した投稿は注意が必要です。今一度ご自身のプロフィールをチェックして見え方が大きく崩れていないか確認してみてください。
例えば、正方形サムネイルが文字切れしている可能性があります。
正方形サイズ(1:1)にあわせて作成しているサムネイルは、縦長(3:4)になったことで文字切れしてしまっていたり、見づらい表示になってしまっている可能性があります。
その場合は、先ほどご紹介した方法でプロフィールグリッドを正方形比率(1:1)に戻せば、サムネイルが元のバランスで表示されるようになるので、文字やデザインの一部が切れてしまっている場合に効果的です。
Point1 既存のプロフィールはサムネイルデザインの見直しや変更
今後の投稿は縦長サイズに合わせて文字入れや画像作成を行うことがポイントになってきます。
重要な文字や要素をセーフエリア配置することで、どのデバイスでも見やすく表示されます。
Point2 グリッド投稿は「プレビューを調整」でサイズを調整
縦長サイズに変更になったことで、1枚の画像を複数に分けて投稿するグリッド投稿は、特にデザインへの影響を受けているので注意が必要。
「プレビューを調整」で正方形サイズに戻すことで、プロフィールグリッドの崩れを防止することができます。
サムネイルの見やすさやデザインはエンゲージや新規流入数にも関わってくるので、SNSトレンドに合わせて変更していくなどの工夫が必要になってきます
まとめ
インスタグラムにおける縦長投稿は、今後のトレンドを牽引する重要なアップデートであり、効果的に活用することで新規ユーザー獲得の機会を拡大することが期待されます。
ただし、プロフィールグリッドの変更に伴い、従来の正方形サムネイルの視認性が低下している可能性も考慮する必要があります。
トレンドに即した投稿戦略を展開することで、視認性を向上させ、ユーザーエンゲージメントを強化することが可能です。
正方形投稿への回帰や、縦長投稿の魅力を最大限に引き出すための戦略を検討し、Instagram運営に役立ててください。