浜松市で生まれ育った劇団創立主宰者・小百合葉子さまが1946年に『劇団たんぽぽ』を設立してから、2026年で80周年を迎えられます。
「子どもたちに夢を」の信念の元、プロの児童青少年向け劇団として全国で劇を上演し続けておられます。
ホームページは27年前から運用されており、今回初めて浜松商工会議所企画のホームページ作成サービス『ウェブサポ』をご利用いただいてのリニューアルです。
自分たちで更新しやすく、使い勝手の良いホームページとなり、業務の効率化が図られただけでなくサービス向上にもつながっているとのこと。
今後はアクセス解析を活用し、より効果的な運用を積極的に行っていきたいと、意欲を示されているお二方にお話を伺いました。
ホームページリニューアルの経緯を教えていただけますか?
矢羽田様:自分たちで更新しやすいホームページを作りたい、という希望から始まりました。27年前からホームページを持っていて、実は今回のリニューアルで三代目になります。
初代はご厚意で制作してくださる方がいらっしゃって、更新方法なども手取り足取り教えてくださいました。二代目のホームページは10年ほど前にリニューアルしました。この時はホームページ制作会社に依頼をして作っていただいたのですが、お知らせ以外は自分たちの手で更新できず、公演内容などがタイムリーに告知できないことに不便を感じていました。
松下様:ホームページの更新を矢羽田に任せきりでしたので、そういった体制も変えていかなければと、私が浜松商工会議所のホームページセミナーに参加し、ホームページ作成サービス『ウェブサポ』を知りました。
その際に操作デモも体験し、「全くホームページの更新をしたことがない私でも操作できるのだから、劇団の誰もが使えるはず」と思い、『ウェブサポ』でのリニューアルを決めました。
矢羽田様:リーズナブルでありながら自分たちの手でできる要素も多く、操作も難しくないので更新のしやすさは想定以上でした。また担当の方がとても献身的に操作方法などを教えてくださったことや、劇団の理解も深かったことも決め手の一つになりました。
浜松市民共通の子どもの頃の思い出は『劇団たんぽぽ』と言っても過言ではありませんから、知名度は抜群ですよね。ただ浜松市だけでなく、北海道から沖縄まで日本全国で公演を行っていることを知って驚く方もいらっしゃるのでは?
松下様:『劇団たんぽぽ』が幼少の思い出の一つとなっていることは、プロの児童青少年向け劇団としてとてもうれしいです。
小学校を中心に全国各地で公演していますが、中・高校生や一般の方を対象にした公演も行っています。再来年(2026年)には80周年を迎える長い歴史と、全国的な活動範囲が劇団の魅力の一つだと思っています。
矢羽田様:『ウェブサポ』でホームページを運用してから、より認知度が高まっているように感じています。ホームページを通して、全国的に見て数少ないプロの児童青少年向け劇団であることや、活動内容をもっと知っていただけるようになれば、と思っています。
リニューアルから1年経ちましたが、実感している効果は何でしょうか。
矢羽田様:世間一般に、電話予約からウェブ予約への移行が進んでいることもあり、若い世代を中心にウェブでの申込が増えている実感はあります。
これまでは、メールでチケットを申し込まれていた方が、ホームページのチケット申込フォームを利用されるようになったことが、大きいのではないかと見ています。
それでも、お客さまからは「気軽に購入しやすくなった」というお声もあります。私たちもチケット申込フォームの導入はこだわったポイントですし、管理がスムーズに行えるようになったので、大きな効果があったと言って良いと思います。
松下様:チケットの管理がスマホからでも確認・操作できるので、公演当日でも現場でリアルタイムなチケット情報を把握・提供できるようになったのは、本当にありがたいです。
お客さまにとっても良いことですし、私たちもパソコンがある場所に戻ることなく管理できて、申込フォームをGoogleフォームにしていただいたことでスプレッドシートにまとめる手間もかなり楽になりました。
矢羽田様:県外からのお問い合わせも増えましたし、入団者もありましたよね。お問い合わせも入団希望者も、ホームページをしっかり見ていらっしゃることが分かるので、そういったところでもホームページの力を感じます。
ただ、さまざまな効果を実感していながらも、具体的な数字を調べていないので、今後はアクセス解析の機能を有効に使って、具体的な効果測定をしていく必要があるかなと思っています。
今後、ホームページの効果を上げるために、行っていきたいことなどはありますか?
矢羽田様:日々の活動内容や公演での出来事などを、ブログ的なものでこまめに更新して、もっと身近な劇団であることを発信していけたらと思います。
松下様:80周年に向けた特設ページを作って、さらに深く劇団の魅力を発信していくことも考えています。こういった作業をすることで、劇団の歴史や写真を整理し、保管・継承していくことにもつながると思うので、大きな節目の事業としてとらえて行っていきたいと思っています。
矢羽田様:ホームページでお知らせしたり表現したりする方が効果的な内容と、SNSを使った方が効果的な内容、それぞれあると思います。ホームページとSNSの役割を整理して、効果的な情報発信の方法を検討したいとも考えています。
松下様:時代はどんどんデジタル化が進むので、私たちも置いて行かれないように、若い世代の団員がもっと増える工夫をしていきたいと思います。